原付スクーター(50cc以下)のバイクの特徴
排気量が最も小さく、二輪免許が不要な原付スクーターは手軽に乗れるバイクとして人気です。その特徴やおすすめの原付スクーターについてご紹介します。
原付スクーターのバイクの特徴
バイクを新しく買う時に選ぶ基準の一つとなるのが排気量です。排気量はエンジンが一度に吸い込むことのできる空気の量で、これが大きければ大きいほど強い推進力が生まれます。
逆にそれが大きくなるほどエンジンのサイズも大きくなり、車体も大きくなるというわけです。
その排気量が最も小さいのがこの原付スクーター(50cc以下)のクラスです。このクラスの特徴は何と言っても二輪免許がいらないという点。原付免許は手数料や受講料すべてを合計しても1万円を超えません。
手軽さという意味ではこのクラスが最も優れています。他にも例えば1日の走行距離が15km以下の、「足」として使う人にとってもおススメのクラスです。
歩くと面倒、坂があるから自転車では体力的にキツイなど、自分の足の代わりをしてくれるのは絶対この原付スクーター(50cc以下)です。さらに特長として挙げられるのは維持費の安さです。
このクラスの燃費はモノによっては公称100km/ℓというものもあるほど燃費がとにかくいいので、ガソリン代も非常に安いです。またタイヤなどの部品も非常に安い。
例えばタイヤ交換をするとして、前後輪の両方を交換しても1万円を超えることは稀です。そして何といっても税金の安さが驚異的です。何と、1000円！自賠責保険には年間4000円前後かかりますが、それにしたってほかのクラスや車と比べれば圧倒的に安いですよね。
バイクを「乗り物」や「機械」ではなく、「自転車より楽な足」程度に位置付けるなら、この上ない選択肢となるでしょう。
おススメの原付スクーター(50cc以下)
こんな原付スクーター(50cc以下)のおススメ車種ですが、まずおススメしたいのがHONDAのスーパーカブ50です。先ほども触れた燃費100km/ℓ越えの110～180km/ℓという世界で最も乗られている原付です。
価格は新車で16万4000円とお手頃価格のMT車です。整備性も非常に高く、壊れにくさでも評価の高い車種です。難点を挙げるとすれば「ATじゃない」というところでしょうか。
MTは自分でギアの変速を行わなければなりませんから、ただアクセルを開けるだけですんなり走るというわけではありません。とはいえその性能もさることながら、昔ながらの野暮なデザインも逆に新鮮で、最もおススメであることに変わりはありません。
「それでもやっぱりATがいい」という人におススメなのが同じくHONDAのDioです。価格は新車で15万3450円とお手頃で燃費も73km/ℓとそこそこ。
定番中の定番なため、どこの修理屋に行ってもパーツはそろうという強みもあります。通勤や通学など、「走る」ではなく「移動する」がバイクのメインの使い道ならば、Dioの右に出る車種はないでしょう。
またがって、エンジンをかけて、アクセルを開ければ走れる、という手軽さは完全に自転車の延長線上です。
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