輸入車のバイクの特徴
輸入車には「正規輸入」と「並行輸入」があり、また「逆輸入車」というものもあります。それぞれの特徴と魅力についてこのページで詳しく解説しました。
輸入車のバイクの特徴
輸入車には2つの種類があります。それは正規輸入と並行輸入です。正規輸入は例えばハーレーならハーレーの、BMWならBMWの看板を掲げた正規代理店によって販売されているパターンです。
値段が高い分、その後の補償に大きなアドバンテージがあります。自分で整備ができないとか、信頼できる修理屋を知らないという人にはこちらをおススメします。
並行輸入はディーラーがアメリカなど現地で買い付けをしてきて、独自に販売するパターンです。価格は安くはなりますが、正規代理店に持ち込んでも取り扱ってくれません。
もし故障してもどこにもっていっていいかわからないなんてことになれば最悪です。信頼できる業者が見つかるまではむやみに手を出すのはやめておいた方いいでしょう。
輸入車のバイクの醍醐味は、なんといっても「異国の雰囲気」です。ハーレーはアメリカという日本とはけた違いなスケールの大地を、何時間も乗りつづけるために開発されたタフで、乗り心地重視の車体です。
またベスパという車種は、石畳の多いイタリアの道を走って突然パンクしても、その場で取り換えられるようスペアタイヤを積める仕様になっています。
ヨーロッパの多様な土地をオールマイティに走れるよう設計されたBMWのバイクのようなタイプもあります。どれもこれも、綺麗な舗装路がほとんどの、極東の小さな島国では生まれようのない発想で作られたものです。
そういう外国の歴史の塊にまたがって走る風景は一味もふた味も違うことでしょう。
「逆」輸入車の魅力!
輸入車は輸入車でも「逆」輸入車というのもあります。日本のメーカーが海外向けに開発したものを、日本に輸入したものを指しますが、これもまた輸入車に負けず劣らず面白いものです。
ともかくその特徴は狂気的ともいえる排気量の追求です。例えばカワサキのバルカン2000の排気量は2053㏄。ナナハン=750㏄のエンジンの3つ分の排気量を誇るこの車種の気筒数はなんと2本。
一本でも国内モデルのバルカン900をしのぐ排気量です。総重量は圧巻の340kg。これを狂気的と言わずして何と言いましょう。
アメリカンタイプのバルカンとは対照的なモダンなデザインが魅力のHondaのゴールドウィングF6Cはと言うと少し排気量は劣るものの、それでも1800㏄のメガトン排気量を誇ります。
海外には8000㏄なんていう車のエンジンを積んでいるようなバイクも存在しますが、どちらにしてもこの狭くて信号も多い日本では完全に無用の長物。これらのような規格外の車種は、本当に好きな人だけ=数寄者だけが手にすることを許されるのです。
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