バイクの下取りの流れ

　新車・中古車に限らず、新しくバイクを購入する際には、これまで乗ってきたバイクをどのように取り扱うか、多少なりとも頭を悩ませるというオーナーは多いのではないでしょうか。そういった場合、手っ取り早く用いられる手段が、下取りです。

下取りとは、バイクに限らず、自動車や家電製品などでもよく用いられる手法で、処分に困りがちな古い製品を引き取ったり、場合によっては、金銭的な特典、たとえば下取りの際に、引き取る製品の価値以上の特典を金銭やポイントという形でユーザーに進呈したりすることにより、新しい製品を買いやすくするメリットを提供するものです。

バイクの下取りは、バイク販売店で一般的に行われています。その流れとしては、概ね下記のようになります。まず、ユーザーは、自分自身が乗っているバイクに乗って、バイク販売店を回ります。

どの販売店に行くかは、インターネットや雑誌で下調べをしておくのが主流です。行先は、新車販売店の場合もあれば、中古バイクショップの場合もあります。

そして、お目当てのバイクを探し、気に入ったバイクがあれば販売店と商談をします。その際、これまで乗ってきたバイクをどうするかということが商談の中で話題になりますが、ユーザーの多くは下取り前提で見積もりをもらいます。

すなわち、新しく買うバイクと売却する古いバイクの見積もりが一体化している見積もりをもらうのが普通です。

そして、そこで行う価格交渉としては、新しく買うバイクの少々の値引き程度で、人によっては、下取りしてもらう古いバイクに対して、少々の増額を得ることもあります。そして商談成立に至るというのが一般的な流れです。

ここまで下取りの流れを大まかに述べましたが、「これが普通のやり方なのであれば、それでいいのでは？」と思う人もいらっしゃるでしょう。

しかし、ここには大きな欠点があります。まず、価格交渉が圧倒的に不足しています。ユーザーと販売店の間で行われた価格交渉は、いわゆる「気持ち程度」というレベルです。

なぜ、気持ち程度にしかならないのかというと、他店の価格という客観的指標による駆け引きがないからです。

特に出回り台数の少ない希少な中古バイクを購入する場合は、新品の場合とは異なり、内容や価格帯が同一というバイクを他店では見つけにくいのが大半ですから、他店と価格面で比較するという発想そのものがないケースも多々あります。

もちろん、下取りには、手間が簡略化できるという大きなメリットがありますが、金銭的に有利になるように取引をしたいと考えている場合には、下取りと並行して他店への売却、すなわちバイク買取業者への売却も検討するのがいいでしょう。

⇒ 買取業者間で価格を競争させる！

バイクを高く売るためにやること

※人気車・不人気車・輸入車・事故車・故障車・不動車など、すべてのバイクに価値がありますので、一度買取査定をとってみましょう！