【カワサキ】Ninja 400 Special Edition

【カワサキ】Ninja 400 Special Editionの評価や特徴、タイプ・排気量・燃費・エンジンなどを詳しくご紹介！

　Ninjaはライダーの中ではすでに伝説となっているペットネームで、1984年に誕生した水冷908㏄のエンジンを搭載したGPZ900Rにその通称をはじめて冠したマシンです。

その旋回性能と最高速は世界でも人気を博し、その後数々のモデルにこの「Ninja」の名前が使われてきました。

現行モデルのNinja 400は2014年にフルモデルチェンジを受けたもので、上位車種のNinja 1000と下位車種のNinja 250と同じ、精悍で速度を感じさせるフォルムへと生まれ変わり、フレームもダブルパイプペリメーターフレームを採用しています。

ところでNinja 400 Special EditionとNinja 400の違いはカラーリングだけですが、この緑のカラーリング（キャンディライムグリーン）はまさにKAWASAKIバイクの象徴です。乗る人間の物欲をさらに引き立ててくれるのが、Special Editionなのです。

　前述の新採用のダブルパイプペリメーターフレームは二本の高張力鋼管を平衡に配置し、ボディの周辺を取り囲むようにフレーミングするタイプのものです。

他のフレーム構造の車体に比べて軽量化が可能なうえに、より車幅をスリム化することに成功しました。これによって走行時の旋回性能はもちろん、取り回し性も向上しています。

フロントマスクしかり、フレームの構造しかり、かなり見た目は攻撃的な印象のNinja 400 Special Editionですが、いざライディングポジションについてみると、ハンドルの角度が絶妙なために、思っているほど前傾姿勢にならずに運転できます。

これは長時間のツーリング時に大きなアドバンテージになるでしょう。

しかし、Ninjaの真骨頂はやはり走り出してからです。低中回転域では他の車種とそれほど劇的な性能の違いは感じられません。ともすればHONDA製エンジンの低中回転域の感触と比べれば、若干の物足りなさすら感じるでしょう。

それが5000回転前後からエンジンの表情が一変します。トックトックというパルスを感じさせながら、マシンのテンションが上がっていくのをライダーにも伝えてくるような加速感が現れるのです。

風を切るように静かな排気音も気持ちの良いものです。7000回転を上回ればさらにクイックリーな走りを味わえますし、9000回転までいくとレッドゾーンに到達する前に、すっと伸びるゾーンがあり、スピード狂ならぜひ味わいたいところです。

価格はノーマルタイプと比較して2万円ほど高い68万9040円。ノーマルを選ぶかSpecial Editionを選ぶのかは単純に好みの問題ですが、KAWASAKIのバイクに乗っているという満足感が欲しい人には断然Special Editionをおススメします。

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