査定員に余計なことは言わない

　「余計なこと」なんて言うと、例えば事故歴だとか修理歴だとかを思い浮かべる人もいるかもしれません。実際のところ、査定員のバイクを見る目も人によってまちまちという部分が否めず、「黙っていればわからない」という人もいないわけではありません。

しかし買取査定時の契約によれば、持ち主が事故歴や修理歴を把握している場合は申告する必要がある、と定められているので、知ってて黙っているのは契約不履行になってしまい、あまりほめられたものではありません。

これらの情報について知っている場合は素直に言ってしまった方が身の為ですし、お互いに気持ちよく取引できるというものです。

ここで言う「余計なこと」というのは、例えば査定員の出した査定額にケチをつけるようなことです。自分のバイクへの想いや考えを伝えるなと言うわけではありません。大切なのは「言い方」です。

必要以上に偉そうな態度をとったり、査定員に金額の内訳などの説明させないような態度をとってしまうのはまさに逆効果です。それで怯んで査定額を変えるような業者はいません。

そんなことで譲歩してしまえば、あっという間に会社がつぶれてしまうからです。むしろ査定員の反感を買って評価額を下げるだけです。バイクの査定はあくまでも商売の上での取引です。そのことを忘れないよう、きちんとした態度で対応しましょう。

買取業者はココを見ている！

　買取業者が査定時に見るポイントはもちろんバイク自体のものがメインなのですが、ほかの部分も見られていることを知っておきましょう。

それは持ち主の人柄です。「え、バイクを買い取るんでしょ？持ち主関係ないじゃん」と思うかもしれません。しかし、そんなはずはないはずです。そのバイクに乗っていたのは持ち主なのですから、関係は十分あるのです。

査定員は査定中、終始しゃべり続けます。「どれくらいのられていましたか？」「凄く丁寧に整備されているんですね」「思い入れのあるバイクなんですか？」

もちろん間には世間話なんかもはさみつつ、持ち主がどれくらいバイクに思い入れがあるのか、もしくは手をかけて乗ってきたのか、反対にあまりバイクに興味がないのか、その場しのぎのバイクで査定を申し込んできたのかなどを聞き出そうとするわけです。

また、査定員はいつでもバイクを買い取る気でやってきますが、お客さんの方は全員が全員そういうわけではありません。「自分のバイク売ったらどうなるのかな」程度の気持ちで査定を依頼する人も少なくないのです。

そういう人のバイクには、査定員もあまり長く時間を使うわけにはいきません。さっさと終わらせて次の現場に行こうと考えます。たとえ自分が本当は売るつもりでも、そう伝わってしまえばアウトです。それはほかの場合も同じ。

奥さんに言われてバイクを売る羽目になってしまい、本当はバイクに未練たらたらなのに、それが伝わらなければ「そんなに思い入れないのかな」と思われてしまいます。

査定現場は当然バイクを見てもらう場でもありますが、そういう「私はこのバイクを大切に想ってます」とアピールする場でもあるのです。

⇒ バイクを高く売る方法１ページで解説！

バイクを高く売るためにやること

※人気車・不人気車・輸入車・事故車・故障車・不動車など、すべてのバイクに価値がありますので、一度買取査定をとってみましょう！