改造している場合は買取価格は下がる？

　バイクという乗り物は、仕事や通勤の足など、実用本位で乗る場合もありますが、趣味の対象として所有する人も非常に多いのが特徴です。

趣味の対象といっても、日本各地をツーリングして回ったりするツアラー系の人もいれば、あまり乗り回さずに、ガレージでコツコツとカスタマイズ（改造）することを楽しむといった人もいます。

バイクライフの楽しみ方は、まさに十人十色といったところでしょう。

とりわけ、カスタマイズという点でいえば、まったく手を入れていないフルノーマルでバイクに乗っているという人は、実用本位で乗る人の中にはもちろん多いとは思いますが、それ以外の、趣味としてバイクを所有している人においては、たいていの場合は多少なりともノーマルではない改造箇所があるものです。

改造とひとくちに言っても、それこそ多種多様な改造内容があります。それこそライダーの数だけ、バイクの数だけ、改造内容が存在するといっても過言ではありません。

いわゆるDIYレベルの簡単な、数百円～数千円レベルで済むものから、新品のバイクが何台も買えてしまうような、百万円を超す改造費を掛けているようなものまであります。

このように、大なり小なり、お金と手間を掛けて行ったバイクの改造ですが、バイクを売却する際の買取価格には、きちんと反映されるのでしょうか。

売る側の心理としては、「どっさりお金を掛けてカッコよく改造したんだから、それに見合った価値を見出してほしい」というのが本音でしょう。

ただ、これについては、プラスに作用するかマイナスに作用するかは、ケースバイケースだと言えます。繰り返しになりますが、バイクは趣味で乗る人が多い乗り物です。

もし改造内容が、オーナーにとっては満足な内容であったとして、多くの人の目から見ても、高値を出してでも欲しいほどカッコ良いと思える内容であれば、買取価格は高くなる傾向があります。

しかし、多くの人の目から見て、高値を出すほどのカッコよさじゃないなという内容であれば、高値での買い取りは望めませんし、むしろノーマルよりも値段が下がる場合もあります。

では、このような「ちょっと不利っぽい出来栄え」の改造バイクは、どうするのがベストなのでしょうか。もしノーマル状態に戻すのが、簡単で手間もお金もさほどかからないのであれば、戻してしまうのがいいでしょう。

ただ、ノーマルに戻すのに手間もお金もたくさんかかるような場合には、無理にノーマルに戻さず、改造状態のままのほうが、トータルでは得となる場合もあります。

もし改造バイクを改造状態のまま買取業者に査定してもらう場合には、ぜひ複数の買取業者に査定をしてもらうようにしましょう。

これは非常に大切なことです。なぜならば、改造バイクに価値を見出す視点が、業者によって大きく異なるからです。

Aという業者では20万円しかつかなかったバイクが、Bという業者は40万円つけるということも十分に起こりえるからです。面倒がらずに、ぜひ複数の買取業者に査定を依頼するようにしましょう。( 複数の買取業者に査定してもらおう)

バイクを高く売るためにやること

※人気車・不人気車・輸入車・事故車・故障車・不動車など、すべてのバイクに価値がありますので、一度買取査定をとってみましょう！