月次払いの支払を滞るとどうなる？

　バイク保険は最近、利用者の利便性を高めるために、分割払いで10回以上に渡って月次で支払うことが選択できる保険も登場しています。

とくに若い加入者にとっては分割で納付できる仕組みはかなり便利で、任意保険の加入を促進する仕組みにもなっているといえます。

しかしこうした仕組みを使って迂闊に支払を怠ってしまいますと結果として保険の補償を打ち切られてしまうこともありますので、十分な注意が必要です。

保険はあくまで加入者と保険会社の契約によって一定の条件を履行することによってはじめて成立している補償制度です。

加入者が契約条件どおりに保険料を支払わないことになるとこうした契約は途中で失効してしまい解約となってしまうことをしっかり頭に入れておく必要があるのです。単なる分割払いとは意味が違うのがこうした保険料の支払となるのです。

契約の有効を継続するためには毎月の払込期日までに継続的に保険料をきちんと納付していることが大前提になります。払込猶予期間を経過しても支払がなされない場合には契約は失効となります。

こうなるとせっかく加入した保険でも万が一の事故の場合にその保険金が受け取れなくなってしまいます。殆どの契約は失効後すぐに手続きを取れば復活により契約を戻すことが可能です。

その一方でそのまま放置しておけば契約失効は確定し、再度振り出しにもどって6等級から新たに契約をすることになりますので、これまで積み上げてきた等級を失うこととなってしまいます。

こうしたことに陥らないためにもしっかりと計画を立てて支払に遅滞を及ぼさないようにしていくことが必要となります。

国内系の損保会社は比較的復活がしやすくなっていますが、外資系の損保会社は一度失効させてしまいますと手遅れになることが多いので、とにかく失効だけはさせてしまわないように十分な注意が必要となります。

特にネットでの通販型自動車保険は顧客に対してかなり大きなインセンティブ価格を提供しているため、支払がなされないとあっさり失効になることが多くなっています。

本来であれば、クレジットカードでの決済にしておけば、一旦決済できなかった時にすぐに保険会社から連絡がきますので、支払を滞ることなく済むものです。

せっかく顧客の利便性のために設定されている月次払いですが、これを利用することで保険を失効させてしまうことだけは絶対ないようにしなくてはなりません。

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