バイク保険の賠償額の決め方

　高度成長期を経て若者の人口が減少し、高齢化が進む中にあって国内におけるバイクの保有台数は原付を中心として大きく減少しています。また大型バイクの保有数も確実に減少傾向にあります。

したがって絶対数としてのバイクの事故は確かにそれに呼応した形で減っているように見えますが、自動車とバイクの事故発生割合を国内保有台数と死傷者数をベースで比較してみますと、バイクの事故発生割合は自動車と比べて約1.5倍も高く、自動車を運転しているときよりもバイクを運転しているときの方がはるかに事故リスクは高いことがわかります。

したがってバイクを利用する人たちにとっては、保険は必要不可欠なものとなっているのです。また体の殆どが外に露出しているという点でもひとたび事故が起きれば重大なものへと進展することが考えられるのです。

バイク事故の場合には、相手のクルマによって引き起こされるものがまず思い浮かびますが、歩行者などを相手にして自分が加害者となるケースも十分に想定しておくことが必要になります。

したがって、最悪の場合でも最大限補償の得られるような保険を選択しておくことが必要となってくるのです。

特に対人や対物に関してはバイクだからといって上限を限定するような補償の保険に加入してほんの僅かな保険金額を安くあげることができても、補償として意味のある内容に加入しなくては任意保険に入った意味がありません。

そういう意味でも対人や対物については無制限の補償に加入しておくことがお勧めとなります。とりわけ大型バイクに乗られる場合にはバイクそのものがかなり重大な凶器として機能してしまうことも想定しておかなくてはなりません。

運転者のコントロールを離れて暴走したり民家や店舗に突っ込むといった事態になれば、当然想定を超えた損害賠償に応じることになりますので、対人のみならず対物でもしっかりとした補償ができるように用意をしておくことが重要になるのです。

四輪の自動車に比べますとバイク事故を甘く見ているドライバーが多いのが実情ですが、実は事故が発生した場合、バイクといえども十分に深刻な事態に追い込まれることが多いのです。

しかも加害責任を負いながら本人自身が重大な傷害を追ってしまうとのがバイク事故にはつきものです。そうした点を事前に想定しておけば、そこそこの金額の保険に加入していればいいという発想には至らなくなるものです。

バイクを高く売るためにやること

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