50CCバイクの場合の保険選択

　50CCバイク、いわゆる原付の場合にも保険の加入が必要になります。原付だからとても気軽な乗り物で保険など必要ないと誤解されている方も多いと思いますが、保険については法律できちんと加入が義務付けられているのです。

まず自賠責保険への加入は必須となります。すべての原付バイクは自賠責保険がついていないと公道を走ることは出来ません。

自賠責保険が切れたまま原付を運転していますとそれだけで交通違反ということになり大変な罰金の対象となりますので十分な注意が必要となります。

また原付だから任意保険は必要ないと考える方も多いようですが、原付の自賠責保険でカバーできるのはケガによる傷害120万円、死亡時3000万円、後遺症時最高4000万とはなっているものの、これはすべて最高額であって決していつも支払われるものではないのです。

したがって過失があって事故を起こした場合にはそれを超える部分はすべて自己負担することになりますので、実際に事故を起こしてしまうとかなり深刻な事態に陥ることは間違いありません。

自宅で自動車保険に加入している方の場合にはファミリーバイク特約に加入して既存の自動車保険プラス6千円から7千円でバイクの任意保険もカバーするケースが増えています。この場合新たに加入するよりもかなり安いからです。

ただし、自動車を保有していない家庭の場合には単独の任意保険に加入することが必要となります。保険の補償内容にもよりますが、特定年齢不担保ではない全年齢補償の場合ですと3万5千円前後が年間の保険料となります。

これに利用者を特定し、ネットで申し込みを行うなどをしていくともう少し金額は安くすることが可能になります。

原付バイクといえどもいつ加害者になるかはわかりませんし、対物でいえば建物に衝突したり高価なクルマ、バスなどと衝突する可能性も十分にあるわけですから、原付なので保険はいらないということには全くなりません。

むしろバイクだからこそ万が一の時のために厚い補償をしっかりつけて運転することが重要になるのです。

気軽な乗りものであるだけに任意保険への加入というのはいささか大げさな気がするユーザーの方も多いと思いますが、バイクこそこうした保険に加入することが必須のものといえるのです。

大きな事故を起こしてしまってから保険に加入していなかったことをいくら後悔してみても遅すぎます。年間数万円の保険料で安心が買えるのであればバイクこそこうした保険をまっさきに選択して加入すべきなのです。

バイクを高く売るためにやること

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