バイクを買取できないと言われるバイクの特徴と対処法

あらゆる状態のバイクを買取してくれる中でも、バイクを買取できないと言われることがまれにあります。このページでは買取できないバイクについてまとめました。
結論としては、 こちらから複数社に査定依頼をし引き取ってもらえる買取業者を探すことです。
買取できないと言われるバイクの特徴
「事故車・不動車でも買取ります」や「廃車手続きは○○まで」といったように、独自の流通ルートを持つバイク買取業者の多くは、素人では価値を見出せないような状態のバイクでも取り扱ってくれます。
ところが、場合によってはその謳い文句も返上しなければならない、バイクの買取ができないと言われることもあります。
極端に状態の悪いバイク

事故車や不動車でも買取価格が付くのは、修理して使うか解体してパーツとして価値がある場合で、販売価格がある程度でも見込めれば手数料など込みで無料引き取りを行ってくれる場合が多いです。
しかし、修理ができない、パーツとしての価値もないといった、余りにも状態が悪い場合はその限りではなく、販売価格がゼロで費用ばかりかかるわけですから、引き取ってもらえたとしても廃車にあたって手数料を請求されることになります。
フレーム・エンジンが壊れているバイク
バイクの中でも、フレームとエンジンはとくに重要な箇所ですので、これらが使えない状態ですと買取は難しいことが一般的です。
フレームを大幅に改造している場合も、買取してもらえない可能性があります。
違法なバイク
当然のことながら、盗難車の買取など出来るわけがありません。 盗難に遭ったバイクは車体番号で特定することができるので、買取業者はその情報と照会することで盗難車かどうか判別することができます。
車体番号は打刻などで偽装すること自体が違法となるので、車体番号が違法打刻されているバイクも同様に買取を拒否されます。 自分で盗んだバイクはもちろん、個人売買で入手したバイクが実は盗難車だったという事例もありますので、売却も購入も個人間で行うことはお薦めできません。
車検証とナンバープレートを同時に紛失したバイク
バイクの売却にあたって必要な書類がいくつかありますが、多くの場合は紛失していたとしても再発行手続きを行うか業者が代行してくれます。
但し、車検証が無く、ナンバープレートを盗難等で紛失している場合にはその限りではありません。
車検証をなくした場合は再発行手続きを行うことができ、ナンバープレートを盗難された場合は警察に届け出ることにより売却手続きを開始することができますが、どちらも無くなっている場合には再発行手続きを行うことができないので買取を拒否されてしまいます。
アジア(中国・韓国・台湾)製のバイク
絶対ではないのですが、中国・韓国・台湾製のバイクは買取不可とする業者が多くみられます。
最近、とくに中国メーカーのバイクが東南アジアを中心に売り上げを伸ばしており、その価格の安さから日本でも購入する人が増加しています。
しかし、やはり品質は国産バイクに劣るためか、買取しない業者が多いようです(ただし、状態がよいものなら買い取ってくれるところもあります)。
電動バイク(電動スクーター)
昨今、ガソリンを使わない電動バイクが注目されていますが、まだ市場規模がそれほど大きくないせいか、買取に対応していない業者が多いです。
専門の買取店はありますので、そちらに持っていくか、もしくはヤフオクなどの個人取引で売ったほうがいいかもしれません。
電動バイクは家で充電できて便利ですし、ガソリンバイクに比べて整備に手間もかからないなどのメリットがあります。
一方、バッテリーの持ちがあまり良くない・今ひとつ速度が出ないといったデメリットもあり、今のところ国内のバイク愛好者の心をガッチリつかむまでには至っていないようです。
ただし、車と同じく、今後はバイク業界でも電動が主流になっていくことが予想されていますので、この先はだいぶ事情が変わる可能性があります。
買取できないと言われたバイクの対処法
バイクに値がつかなかった場合、「やっぱりムリかぁ」とあきらめて無料で引き取ってもらうか、もしくは手数料を支払って廃車にしてもらう人が多いと思います。
しかし、たった1社で0円査定を受けただけであれば、あきらめるのはまだ早いかもしれません。
ある業者で値がつかなかったバイクも、ほかに持っていけばいくらかで買い取ってもらえる可能性はあります。たとえば、状態の悪いバイクでも自社にあるパーツを使って見事によみがえらせられる業者もいるのです。
廃車にするしかないバイクでも、使えるパーツを正しく見極められるかどうか、取り外したパーツを高く売るためのルートを持っているかどうか、などによって買取可能か不可能かが変わってきます。
ですから、ある業者で0円だったからといってその場で納得せず、バイク王のように無料の出張査定を行なっている業者にいくつか連絡をとるか、面倒な場合はバイクの一括査定サービスを利用するのがおすすめです。
複数の業者に査定してもらって、すべて0円だった時にようやくあきらめることにしましょう。
状態の悪いバイクでも買い取ってもらえる可能性が高い業者とは?
状態の悪いバイクを手放そうと思う場合、できれば以下のような業者に優先的に査定してもらうことをおすすめします。
- 自社の整備工場を持っている
- 買い取ったバイクの売却先が多い(自社販売・オークション・他業者への転売など)
- 事故車・不動車の買取実績が豊富
まず、自社の整備工場を持っていて、買い取ったバイクをそこで修理して販売するシステムの整っている業者のほうが、状態の悪いバイクでも高めに買い取ってもらえる可能性があります。
自社にあるパーツを利用して安く修理できるため、直すのに手間がかかる状態のバイクでも意外な値がつくかもしれません。
とくに、「事故車・不動車に強い」とPRしている業者には、一度査定をお願いするといいでしょう。
また、流通ルートの多さも重要なポイントです。自社での直販・業界オークションへの出品・中古バイク販売店への売却など、できるだけ多くのルートでバイクを売りさばける業者のほうが、どんな状態のバイクでも買い取ってもらえる可能性が高くなります。
状態のいいバイクであれば、自社で直接販売するのがもっとも利益が出ますが、廃車寸前のようなバイクの場合は、オークションや他業者への売却のほうが安全に売れるかもしれません。
というのも、自社販売ではユーザーに直接売るため、バイクの状態の悪ければ後からクレームをつけられる可能性がありますが、オークションなどの卸売ならプロ相手ですので、後々トラブルが起きにくいからです。
以上のことから、バイクの状態に応じた売却方法を選べるような、流通ルートの豊富な業者を選ぶことをおすすめします。
バイク特有の「事故」が査定に及ぼす影響は?

バイクも車同様、事故車になると買取価格は一気に下がり、事故の損傷具合によっては買取ができないこともあります。
ただしバイクの場合は、車には見られない「事故」の形態があり、その状況によって買取価格は大きく変わってきます。
バイクに乗っていると誰でも経験したことがある事故といえば、「立ちゴケ」「押しゴケ」です。
バイクで停車する際に足場が不安定だったことから倒れるのが「立ちゴケ」、エンジンを切ったまま押しているうちにバランスを崩して倒れるのが「押しゴケ」で、どちらもバイクの初心者だけでなく、ベテランでもついうっかりやってしまうことがあります。
「立ちゴケ」や「押しゴケ」は道路の状態にも因りますが、ほとんどの場合、カウルやハンドルグリップ、マフラーやウインカーなどに損傷が出ます。ただし、これらの損傷程度であれば査定に大きな影響が出ることはありません。
バイクのパーツ類は、メインフレームに直接取り付けてあるだけなので、業者側で簡単に交換できるため、売却するならむしろ修理・交換せずにそのままの状態で査定依頼した方が最終的には高値が期待できます。
同じくバイク特有の事故として「転倒」があります。こちらは走行中にカーブなどでスリップ、その後に転倒する事故で、損傷箇所が同じでもダメージは大きくなります。
損傷箇所が交換できる部品だけで済めば査定に大きく影響することはありませんが、転倒でフレームが歪んでしまうと一気に査定が下がります。
カスタムしたら純正品は必ず保管!

転倒した際、フレームが歪むほどの衝撃があるとフレームとフロントフォークをつなぐハンドルストッパーという部分の左右どちらかに凹みができ、左右のハンドル切り角度が異なってきます。
バイクの査定を行う時は必ずこの個所を調べるので、転倒歴があるのならば、事前に査定士へ申告しておいた方が好感度は上がるはずです。バイクは車よりもカスタム化しやすい特徴を持っています。
特にアメリカンタイプは、フレームをカットしてフラットフェンダーにしたり、リジットサスにしたりする人を多く見かけますが、リジットサスに改造すると車検が通らなくなり、カットしたフレームは元に戻せなくなるので査定が大幅に下がります。
また、純正メーターからミニメーターに変更するカスタムにも注意が必要です。車よりも簡単にメーター交換ができるので、ミニメーターはドレスアップに最適なアイテムですが、オドメーターが0kmになるため車検証の走行距離と食い違ってしまい、走行距離不明扱いになります。
これも査定のマイナス要因になりますが、純正メーターを保管しておくだけでも査定価格が上乗せされるので、必ず純正品はなくさないようにしてください。
まとめ
買取できないバイクの特徴や、買取拒否された場合にとるべき行動などについてご紹介しました。
よほど状態の悪いバイクや、違法なバイクなどは買取業者も買い取るわけには行きませんが、非常に稀なケースであると言えます。 多くの場合は多少なりとも査定金額が付いたり無料で廃車等を代行してくれたり、書類の不備は手続きを踏めば問題なく取引は完了されます。
不安な方でもまずは買取業者に査定を依頼して、自分のバイクにどれほどの価値があるか、買取してもらうために何が必要かを教えてもらいましょう。
また、1社で0円査定だったからといって、その場で安易に手数料を払って引き取ってもらうのはもったいないです。買取店によっては、状態の悪いバイクの査定に意欲のないところもありますし、逆に使えるパーツは1つでも多く見つけようとするところもあります。
最低でも2~3の業者には査定を依頼して、本当に買い取りできないバイクなのかどうかを確認してみてください。
バイクを高く売るためにやること
バイクを高く売るためには、複数の買取業者に査定してもらい価格競争させることが大切です!まずはA社、B社、C社にインターネットで査定してもらいますがあくまでも参考価格しかでませんので、実際に来てもらって実際の買取価格を出してもらいましょう!(完全無料)
以下の買取業者に私が実際に自分のバイクを売った時の記録 ⇒ 筆者が自分のバイクを買取業者に高く売るまでの体験記
※人気車・不人気車・輸入車・事故車・故障車・不動車など、すべてのバイクに価値がありますので、一度買取査定をとってみましょう!