【ホンダ】ディオ110
バイクの評価・特徴

【ホンダ】ディオ110の評価や特徴、タイプ・排気量・燃費・エンジンなどを詳しくご紹介！

【ホンダ】ディオ110

　ディオ110は歴史あるディオシリーズの原付2種モデルとして2011年7月に発売されました。2011年のグッドデザイン賞も受賞しているという実力派です。

HONDA製のフューエルインジェクション「PGM-FI」を搭載したエンジンは、空気とガソリンの混合気を作る際の配合比率を気圧や気温に左右されずに常に的確に行い、燃費の向上と、タフな環境下での信頼性を高めています。

またこのクラスのスクーターには珍しい14インチの大径タイヤを採用。これによって格段に直進安定性が高まっています。

街中の路面のペイントはもちろんのこと、多少の段差であればタイヤが全て吸収してくれるので、ライダーは違和感なく走行できるのです。

その分コーナリング時の「立ちの強さ」は否めないものの、慣れれば問題のない範囲です。二種のユーザーは一種のパワーでは物足りない人が多いはずなので、小回り性よりも直進安定性を重視するはず。

その意味ではユーザーを選ぶかもしれませんが、その欠点を補って余りある走行快適性をディオ110は持ち合わせています。

　ライトとインナーが配置されているフロントグリルは、完全に無駄をそぎ落とすのではなく、若干幅を持たせて設計してあります。この少しの違いが走行時に大きな影響を与えます。

というのもこのグリルを通じて流れてくる走行風がちょうどライダーの体を避けていくように作られているのです。小雨程度なら問題なく防いでくれ、雨が降っていなくともジャケットなどが風でばたつくこともありません。これは冬の走行時に大きな効果を生むでしょう。

また18Lのメットインスペースと給油口を下に配備したシートはリアキャリアと同じ高さに設計され、長めにとられています。

これによって積載力が高まると同時に、ライディングポジションの自由度も高まっているので、比較的ロングライドにも対応してくれるのです。ツーリング時の疲れは風を受けたり、同じ姿勢を長時間とることによるものです。

フロントグリルの防風性に加えて、体力の消費に合わせて姿勢を変えられるロングシートは、まさに航続距離の長いユーザー向けの設計と言えるでしょう。

また後輪のブレーキを握るだけで、前輪にも一定の制動を行うコンビブレーキシステムを採用し、より安心感のある走行を演出しています。ここまで備えていて、税抜き価格は19万円とかなりお手頃価格となっています。

このディオ110から原付2種ライフをはじめてみてもいいのではないでしょうか。

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