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ネットオークションでバイクを売るとは

最近では、ネットオークションを利用してのバイクの売買が多くなっています。そのメリットや気を付けておかなければいけないポイントなどをご紹介します。

ネットオークションでバイクを売るとは

 昨今、ネットオークション、とりわけヤフーオークション(ヤフオク)の利用が拡大しています。

特に、ストア登録(業者登録)をして本格的に商売としてオークション取引を手掛けている場合を除き、通常の個人が出品する取引(業者が個人として出品する場合も含む)には消費税が掛からないことから、

とりわけ、消費税が8%に増税された後においては、消費税相当額を購入時に支払う必要がないという点が、ヤフオク利用の大きなメリットとして重視されているようです。日用品などと比べ商品価格が大きくなる自動車やバイクの場合は、消費税額もバカになりません。

たとえば、50万円のバイクを買う際、店舗で買えば、4万円の消費税が加算され、総額は54万円となりますが、同じものをヤフオクで購入できれば、総額50万円でOKですから、4万円も安く購入することができるわけです。

このように、税負担面でのメリットがあるネットオークションですが、これを利用してバイクを売る場合には、気をつけておくべき点がいくつかあります。

実車の状態を具体的に伝える

 ネットオークション上の大半の取引は、節度を守った出品者により、円満に成立しています。

しかし、中には、現物を見ずにお互いが顔を合わせずに取引するという点を逆手に取り、商品状態を偽って出品し、トラブルに発展するケースも起きています

もし、出品時に、実際の商品状態よりも優良品であるような伝え方をしたとしても、その商品を受け取った時点で、落札者に不満を与える結果となります。

商品の状態は、取引成立によって遅かれ早かれ相手に分かることですし、高値で落札されたとしても、のちに金銭的な紛争になる可能性もあります。出品時にはありのままの状態を誠実に伝えるようにすべきです

そうすることでトラブルを回避できますし、その誠実さゆえに、高値がつくことも十分に期待できます。

できるだけ実車を見てもらう

 お互いが顔を合わせることなく通販感覚で取引できるのがネットオークションの利点ですが、商品状態が千差万別となるバイクや自動車を取引する場合には、商品状態を正確に把握してもらうために、できるだけ実車を見てもらってから落札してもらうようにしましょう

実際には、場所が遠いなどの理由で実車を見ずに落札するケースもありますが、「実車下見可能」としておくことで、車両情報を正確に伝えようとする出品者であるという信頼感をアピールすることにもつながります。

書類関係はしっかりと

 相手がどんな人か分からない人にバイクを譲るのは不安なものです。取引完了後の思わぬクレームを避けるために、トラブル発生時の補償範囲を明記した契約書を交わしておくべきです

また、きちんと名義変更をしてもらえるよう、名義変更が完了するまでの保証金として3~5万円を預かるという条件をつけておくのがよいでしょう。

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