バイクの買取価格が下がる要因

　バイクを売る場合、できるだけ高く買ってもらいたいものです。でも、実際に査定を依頼してみると、予想していたよりも査定額が低くて、がっかりしたという経験をお持ちの方もおられるでしょう。

どういう場合に買取価格が下がるのかをいくつか挙げてみたいと思います。

まず、当該バイクが、中古バイク市場における人気車か不人気車かによって、査定額が大きく異なってきます。人気が高ければ、ユーザーからの引き合いも強く、在庫があっという間にさばけることから、少々高くても業者は仕入れようとするものです。

一方、不人気車の場合、在庫として仕入れると、長期間売れない可能性を背負い込むことになりますから、中古バイク市場でも値段が低くなりがちです。

季節要因にも左右されます。バイクは、四輪自動車と違って、吹きさらしの状態で走るわけですから、夏はサウナのような暑さ、冬には凍える寒さとの闘いが強いられます。

これらの期間において、仕事でバイクに乗らざるを得ないという人を除くと、よほどのバイク好きでもない限り、快適なシーズンと比べると乗車頻度が下がりがちです。乗らなくなれば、手放すことを考える人が増えます。

中古バイク市場にバイクが増える反面、乗りたい人も減る時期ですから、引き合いも弱含みとなり、結果として中古バイク市場での値段が下がることになります。

バイクを手放すには、これらの時期は避けたほうが無難ですが、やむを得ない事情で売却しようとすると、価格が思ったほどつかないことにガッカリすることになりかねません。

そして、買取価格が下がる要因として大きなウェイトを占めるのが、車両状態の良くないバイクです。

とりわけ、修理代がかさみそうな不具合、たとえば4ストロークエンジンなのにマフラーから白煙が出ているとか、異音が発生しているような場合には、安全パイを考慮してか、低めの査定額を提示される可能性が高くなります。

また、価格を大きく下げる要因としては、修復歴車が挙げられます。バイクは、新車であっても、乗り味がバイクごとに微妙に異なると言う人がいるほど、感覚的にシビアな乗り物です。

この傾向は四輪自動車以上に顕著です。ですから、修復歴のあるバイクの場合は、なおさら乗り味が異なってくるものです。

乗り味のみならず、車両状態の詳細な把握も、四輪自動車以上に難しいものですから、中古バイクオークションで仕入れる際には、さまざまな不確定要素を見越し、安値で買いたいという思いが強くなってしまうのです。

以上のように、買取価格が下がる要因をいくつか記しましたが、これらはあくまでも汎用的な説明に過ぎません。バイクという乗り物は極めて趣味性が強いものです。

大多数の人には不人気で流通台数が少ないバイクだったとしても、また、当該バイクが修復歴車だったとしても、そのバイクが絶対に欲しいというコアなユーザーが存在し、

そのユーザーがバイクを探しているタイミングと売却タイミングがマッチすれば、高値で売れることが多々あります。

ですから、買取価格が安くなる要因を知った上で、高く売れる可能性を拡げるためにも、複数の業者に査定を依頼し、各社の査定額を比較検討した上で、値上げ交渉を行うようにしましょう。( 買取業者間で価格を競争させる！)

バイクを高く売るためにやること

※人気車・不人気車・輸入車・事故車・故障車・不動車など、すべてのバイクに価値がありますので、一度買取査定をとってみましょう！